借金が限界...任意整理で返済を止めて一時的にお金を貯める方法!
クレジットカードや消費者金融から限界まで借金をしてしまい、借り入れが一切できなくなって困っている人はいませんか?
クレジットカードや消費者金融では、借り入れ限度額が定められているため、それ以上はお金を借りることができません。
ですが、急にお金が必要になったときに、借りられないというのは非常に辛いものです。
クレジットカードや消費者金融からの借金が限界まで達してしまった人は、返済を止めて一時的にお金を貯めることができる任意整理を検討してみるのはどうでしょうか。
なぜ任意整理をすると一時的にお金を貯められるのか?
任意整理とは、クレジットカードや消費者金融の返済が難しくなってしまった人が、法律で認められた手段を使い、利息をなくして借金をまとめる手段です。
なぜ、任意整理をすると一時的にお金を貯められるのかというと、借金をまとめるだけでなく、弁護士の力で数カ月~半年程度返済をストップされることができるからです。
任意整理は、一般的に弁護士に依頼をしてカード会社と和解してもらうことで成立します。
弁護士がカード会社と和解するには、ある程度の期間が必要になり、数カ月、長ければ半年程度かかるため、その間は返済を一切しなくてよくなります。
任意整理をするには、当然、弁護士に支払う費用がかかってきます。
ただでさえ今すぐにでもお金が必要なのに、任意整理なんてできるわけがないと思った人も安心です。
任意整理にかかる弁護士費用は、分割後払いにすることができるので、手元にお金がない人でも手続きすることが可能です。
ですから、限度額まで借りてしまい、、どこからも借りれない状態のときは分割後払いで直ぐに任意整理をして返済を止める➡和解が成立するまでの数カ月~半年間に返済するはずだったお金を貯める➡余裕ができてから支払いを開始する。という流れで必要なお金を工面することができます。
また、任意整理の手続きをする際には、弁護士に「いつからなら支払いを開始できますか?」と聞かれます。返済に行き詰まっているのであれば、半年間以上の期間を伝えることもできます。(あくまで希望なので期間が長すぎる場合はカード会社から断れれる可能性もある)
▼任意整理をして返済を止めた期間の例
- 田代さん 29歳 会社員
- 月給20万
- 借金総額200万
- 利息+元本の返済額:8万
月々の返済額8万⇒4万
- 京子さん 44歳 OL
- 月給40万
- 借金総額350万
- 利息+元本の返済額:15万
- 任意整理の際に過払い金発生
月々の返済額15万⇒3万
任意整理とは具体的にこんな制度です
任意整理をすると、返済を止めて一時的にお金を貯められるということを説明してきましたが、任意整理が具体的にどのような制度か詳しく解説していきます。
任意整理は債務整理の中の1つの手段
債務整理には3つの手段がありますが、任意整理はその中の1つです。個人が行える債務整理の手段は具体的に、任意整理、個人再生、自己破産の3つの手段があります。
▼債務整理の種類
この3つの手段の中では、任意整理の場合のみ保証人なしで手続きをすることができ、財産を没収されることもありません。そのため、、個人再生や自己破産をしなくても借金を返済していける場合は、任意整理を行うのが一般的です。
返済能力があれば誰でもできる
任意整理をすると、月々に支払う利息がなくなりますが、元本は1~5年程度で分割で支払っていくことになります。
ですから、返済能力が確認できれば誰でも行うことができます。たとえば、アルバイトやパートであっても毎月一定額の収入があれば任意整理することが可能です。
しかし、無職である場合は、そもそも返済能力がないということなので、弁護士に依頼しても断られてしまう可能性が高いでしょう。
家族や会社にバレずにできる
金融機関からの借金を解決する方法には、任意整理の他にも個人再生や自己破産といった手段があります。
個人再生や自己破産をする場合は、保証人が必要になるため、自分1人だけで手続きをすることができませんが、任意整理の場合は保証人なしでできるため、誰にも知られることはありません。
会社員として働いている人であれば、勤め先の会社にバレないか心配になる人もいるでしょう。しかし、一般的な企業は個人の信用情報を確認することができないため、任意整理をしているとバレることはありません。
気をつけなければならない点は郵便物です。任意整理をすると、和解書や契約書が郵便で届く場合があるので、家族に知られたくないという人は注意が必要です。
利息がなくなる
先ほども説明した通り、任意整理をすると月々に支払う利息が全てなくなります。
クレジットカードや消費者金融からの借金の返済が難しいと言われているのは、この利息があるためです。
たとえば、1年間100万円の借金を年利15%で元本を全く支払わずに返済し続けた場合、カード会社に利息として合計15万円支払うことになってしまいます。
利息カットができるのは、任意整理をするうえで一番の旨みと言えるでしょう。
月々の返済金額がまとまる
任意整理は借金の金額にもよりますが、1~5年を目安に分割払いで返済していくことになります。
弁護士に依頼すると、毎月いくらなら支払えるのかを聞かれるので、無理のない範囲で伝えましょう。
たとえば、100万円の借金を抱えていて、毎月4万円の返済ができるのであれば、約2年で完済することができます。
5年以上新たな借り入れができなくなる
任意整理をすると、5年間は信用情報機関に事故情報、いわゆるブラックリストに登録されてしまいます。
そのため、5年間はクレジットカードや消費者金融から新たな借り入れができいだけでなく、スマホなどを分割で支払う審査なども通らなくなります。
費用は借入先1社に対して4~5万円が相場
任意整理をするには、一般的にカード会社と和解をするために弁護士に依頼をして行うことになりますが、借入先1社に対しての相場は4~5万円になっています。
ですから、たとえば、三菱UFJ(クレジットカード)、クレディセゾン(クレジットカード)、プロミス(消費者金融)、アコム(消費者金融)の4社から借り入れをしていて、全て任意整理したい場合は16~20万円が相場になります。
弁護士事務所または出張相談で手続きする
任意整理は、基本的に専門に扱っている弁護士事務所に出向けば相談から手続きまでを行うことができます。
多くの弁護士事務所では、WEBや電話から無料相談を行っているので、詳しい内容を聞いてから本人確認書などの必要なものを用意して事務所に出向くのが一般的です。
住んでいる地域に評判の良い弁護士事務所があればよいですが、田舎などに住んでいて出向くのが難しいという人は出張サービスを行っている弁護士事務所に依頼しましょう。自宅だけでなく、病院やカフェなどにも出張サービスを行っている弁護士事務所はたくさんあります。
和解が成立したら後は自分で振り込んで返済する
実際に弁護士に依頼をしてカード会社と和解してもらったら、月々の返済額が決まります。あとは、毎月各カード会社が提示した口座に自分で返済していくことになります。
基本的に弁護士に直接会うのは手続きを行うときだけになります。
返済の遅延を2カ月以上できない
任意整理をした後は、返済を2カ月以上してしまうと、カード会社から契約が破棄されてしまうので、残った金額を一括請求されてしまう可能性が高いです。
2カ月以上返済を遅延してしまうときは、再び任意整理をしたり、個人再生や自己破産をしたりして解決していくことになります。しかし、再び任意整理をするにしても費用がかかってしまうため、くれぐれも返済を2カ月以上遅延しないように気をつけましょう。
あらゆる手段を尽くしてもダメなら任意整理をしてお金に余裕を作ろう!
借金を限界までしてしまい、これ以上どこからも借りられないというときは、任意整理をすることで一時的にお金を貯めることができます。また、任意整理には利息がなくなったり、月々の返済額をまとめることができたりするメリットがあります。
あらゆる手段を尽くしても、お金を工面できないときは任意整理をしてお金に余裕を
作ってから返済を開始してみてはいかがでしょうか。