「吉野家」”苦戦”の理由 ポイント還元間に合わず…人材の高齢化が起きているのではないか?
出典:吉野家公式ホームページ
2019年9月6日老舗牛丼チェーン吉野家が10月1日からはじまるキャッスレス決済のポイント還元の対応に間に合わせることができないため、参加しないことを報告しました。
国内では、消費税増税にともない景気の低下が懸念されていますが、キャッスレス決済のポイント還元は経済的なダメージを軽減してくれるものでもあります。
近年、苦戦が続いている吉野屋だが、時代遅れの戦略で疲弊している様子が伺われます。
2019年2月期は約60億円の赤字で苦戦が続いている
2019年2月期の決算で吉野家ホールディングスは、約60億の赤字であることが明らかとなりました。
前年度の決済は14億9100万円の黒字だったことに対して、2019年の赤字総額は異常とも言えるでしょう。
かつては、牛丼業界を独占していた老舗牛丼チェーンであったが、ライバルチェーン店の増加や牛肉の値上がりなどを受け、かつてのような黒字は出せなくなったものの、そこまで大きな赤字に転落することは少なかった。
いったい何が起きているのか…?
近年、吉野家は客足が減少していているとのこと。
確かにここ最近、各地で閉鎖する店舗が多くなってきています。
また、、アルバイトの時給が上がったことや年々値上げになる牛肉の影響が重なり、このような結果になってしまったようです。
さらに、どうやら時代にマッチしたオペレーションができていないとのこと。
「吉野家は、対面の接客にプライドを持っており、会計も店員が直接現金を受け取るオペレーションを続けて来ました。しかし、自動券売機を取り入れているライバルチェーンの『松屋』や『すき家』に比べると人件費がかかるため、経営を圧迫しているのです」結果、吉野家では従業員1人当たりの労働量も多くなっている。 「客側からすると、忙しそうに駆けずり回る店員には声を掛けづらい。吉野家では、会計をしたくても後回しにされることも多く、客からは不満の声も上がっています。つまり、吉野家のオペレーションは人件費を増大させている上に“サービスの低下”にも繋がっているというわけです」
引用:週刊実話
キャッシュレス決済ポイント還元対策に間に合わない…変化する時代についていけていない=人材の高齢化が原因か?
吉野家ホールディングスは2019年9月6日、10月1日の消費税増税に伴い国全体で新たに開始される施策キャッシュレス決済のポイント還元に間に合わせることができないと報告されました。
その代わり、独自での還元施策を行っていくとのことです。
キャッシュレス決済のポイント還元施策は国全体で行われるため、随分前から実施されると言われていました。
国内ではほとんどの大手企業が参加している中で、吉野家ホールディングスが施策に間に合わせることができなかったのか。
どうやらオペレーションが時代に合わせることができていないということもあり、人材の高齢化が起きているのだと考えられます。
ベテラン社員が多く、若い人材が少ないとどうしても企業全体の考えが古風になってしまいがちです。また、若い人材の意見が反映されにくい環境にもなりやすい。
吉野家ホールディングスは大きな山場を迎えているのではないでしょうか。
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